まさかのデモコン

見てくださってる方こんにちは

昨日付けで更新された西日暮里駅東口様の情報に気になるカードがあったのでちょっとした記事と考察をしたいと思います。
それはこのカードです

【パーロックのミラクルフィーバー】
呪文
水文明・コスト7
■カードの名前をひとつ選んで言う。その後、自分の山札の上から、選んだ名前のカードが出るまで1枚ずつすべてのプレイヤーに見せる。見せたカードをすべて自分の手札に加える。

強いやら壊れやら使いづらそうやら色々言われているこのカードですが、このテキストを見て少し既視感を感じた人がいると思います。
このカードはMTGのあるカードをDMように調整したカードだと自分は感じました。
それはこのカードです。

Demonic Consultation (黒)
インスタント
カード名を1つ指定する。あなたのライブラリーのカードを上から6枚追放する。その後あなたが指定したカードが公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し続ける。そのカードをあなたの手札に加え、これにより公開された他のすべてのカードを追放する。

この2つのカードにおいて共通する部分は、1つのカードを指定するというところと指定したカードがデッキになかった場合ライブラリアウトするところです。

では、逆に異なる部分はというと、捲れたカードが手札に加わるか墓地に落ちるかという部分と最初にカードを墓地に送るとこだと思います。

しかし、待ってください。
DMとMTGには最初に行う行動に違う場面があります。
それはシールドです。
最初にシールドを5枚張る以上それはデッキに5枚のカードがないということと同義です。

また、DMにはクリスタルメモリーといったサーチカードが存在するためDemonic Consultation(以下、デモコン)の効果のままでは使いづらいこと極まりません。

その結果、捲れたカードを手札に加えることが出来るようにした。

そのように考えるとパーロックのミラクルフィーバーはデモコンをDM用に調整したカードも間違いなさそうだと思えます。

そして、この二枚のカードに共通する、「指定したカードがデッキになかった場合ライブラリアウトする。」というデメリットは見過ごすことが出来ない部分だと思います。

http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B9
こちらを見てもらうとわかるかと思いますが、実際に用語として使われるほど多かったこのカードを用いた際のライブラリアウト。

DMでも似たようなことが行われると思います。
今からその一例をAさんとBさんの対戦を使って示したいと思います。
Aさんの使用デッキは5色ランデス、Bさんの使用デッキはネクラとします。

Bさんの先行で始まりました。

1ターン目はお互いにマナをチャージし終了しました。

2ターン目はBさんがマナをチャージし終了したのに対しAさんはマナをチャージし、フェアリーライフをプレイし終了しました。

3ターン目、Bさんはマナをチャージし、青銅の鎧をプレイして終了したのに対し、Aさんはマナクライシスをプレイし終了しました。

4ターン目、Bさんはマナをチャージし、デ・バウラ伯をプレイし、フェアリーライフを回収し終了しました。それに対して、Bさんは焦土と開拓の天変をプレイし終了しました。

5ターン目、Aさんはマナをチャージし、フェアリーライフをプレイして終了です。Bさんは次のターンにラスト・バイオレンスをプレイしたいと考えます。
なので、2枚積みのラスト・バイオレンスを次のターンにプレイするためにパーロックのミラクルフィーバーをプレイしました。
当然指定するのはラスト・バイオレンスです。
しかし、運が悪いことに2枚積んでいるはずのラスト・バイオレンスは2枚ともシールドにあったため、見えることなく引ききってしまい、Aさんのライブラリアウトで勝敗が決しました。

Aさんはここで、おそらくこのように発言するでしょう。
「あそこで、ラスト・バイオレンスがデッキにあれば勝ってたんですけどね」
(注、この一例に出てきた人物はフィクションです。実在する人物とは一切関係ありません。)

いかがだったでしょうか。
ガン回りしていたはずのAさんですがちょっとした事故で負けてしまいましたね。
実際に、このようなことがありえるのがこのカードです。
ここまで、酷くなくとも残りのデッキが数枚になるとかは実際にあり得ることだと思います。

ここまで長々と書きましたが、このカードは確かに強いと思います。
指定したカードが捲れるまでにマッドネス持ちのクリーチャーが手札に入れば、全てを失うこともないですし、手札が増えることでやれることも増えます。

しかし、前述したようなライブラリアウトになる可能性等も考慮すると、取り敢えずデッキに突っ込めば活躍するカードではありません。

そういった内容から個人的な結論を言わせてもらうと「使われないカード」になると思います。

長々と読みにくい文を書いてしまいすいません。
携帯だと推敲しづらいため今後更新する際も読みにくくなると思いますが、お察し下さい。

それでは、今日はこのへんで
再見!